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2019年7月28日 (日)

柔道部を扱った漫画作品について

最近読んだ漫画で、柔道をメインに扱ったものではないのですが、主人公が柔道部所属で柔道割合も結構多く興味深いかった作品を少しご紹介。


『金剛寺さんは面倒臭い』 とよ田みのる・著

超堅物女子高生の金剛寺金剛さんと、・超純真男子高生(鬼)の樺山プリンくんの、純愛ラブストーリー。

基本的にぶっ飛んだ設定のギャグ漫画です。

地上の現世世界と地下の地獄が繋がってしまって、人間と鬼が共生している世界観。

しかしそんな重い設定やストーリーをメインに進む訳ではなく、あくまでも主軸は堅物女子と純真男子のお付き合いのお話。

実験的なコマ割りで、時間軸の異なる話を同時進行させたり、平行する可能性の話を何たびか描写したりと、攻める作品。

画面への描き込み具合が植芝理一を彷彿とさせます。

柔道描写に関しては、ヒロインの金剛寺さんが高校の柔道部に所属していて、顧問(コーチ)も金剛寺さんのお父さん。超強豪校です。主人公の樺山くんも金剛寺さんとのお付き合いのために、お父さんに挑戦し、また所属することになります。

作中で最初に出てくる技が「体落とし」とは、渋い。しかし女子の実践的得意技と考えるとリアルで分かってる感が良いです。


もう一つ紹介するのは、『主将!!地院家若美』 やきうどん・著。

『金剛寺さんは面倒臭い』を読んでいて、柔道の扱いについて少し雰囲気が似てるかな、と思い起こしました。

こっちもギャグ漫画ですが、『金剛寺さん』が男女の純情恋愛なのに対して、『地院家若美』は男男(?)の変態(パロディ)モチーフ。

あくまでその変態性癖なのは主将の若美さんのみで、他はいたってノーマル。イケメンキャラも美少女・美女キャラも多く登場。ノーマルカップリングも何組もあったり。

しかし若美主将のあくの強さで、作品全体がアブノーマルな雰囲気(ギャグ)に汚染されてしまっているという。

こっちも日常話メインか、と思わせておいて、実は重い設定・ストーリーが主軸にあり、最終的にそれをメインに話は進み、完結します。

主人公の地院家若美さんは高校の柔道部の主将。実家が(合気)柔術の家系。他にも様々な格闘技・武道武術使いの人物が登場します。

柔道描写に関しては、日常の柔道部描写はかなり描かれるものの、作中描かれた大会の描写が終始ギャグで終わってしまって、「実は作者、柔道あんまり知らない?」と思ってしまいました。

それでも、柔道部をメインに扱った作品となるとありがたい思いもありますし貴重です。


どちらの作品も、あくまでもぶっ飛んだギャグ漫画ということを踏まえた上で、それぞれ人を選ぶ作品・作風とは思いますが、お薦めです。


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